Python(パイソン)で作れるアプリ開発のメリット｜初心者でも開発しやすいアプリは？

Python（パイソン）でアプリ開発をするメリット

PythonといえばAIの開発を連想する方も多いですが、実はアプリ開発にも多く採用されているプログラミング言語です。

JavaやRuby、C#、Swiftなどさまざまな言語があるなかで、なぜPythonで開発されるケースが多いのか、代表的なメリットや理由を紹介しましょう。

シンプルな構文で読みやすい

Pythonは数あるプログラミング言語のなかでも構造がシンプルで、初心者にとっても学びやすい特徴があります。

構文がシンプルということはコードが読みやすく、第三者が見てもプログラムの内容を把握しやすいというメリットがあります。

複雑化しがちなアプリ開発において、シンプルな構文のPythonを採用することで手間が少なくスピーディーに仕上げることができます。

ライブラリが豊富

Pythonには豊富なライブラリが用意されています。

ライブラリとは、機能や目的に応じてコードを組み合わせたモジュールのようなもの。一からコードを書かなくても、ライブラリを採用するだけでコーディングの時間を節約できます。

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Python（パイソン）で開発できるWebアプリとスマホアプリ

一口にアプリといっても、iPhoneやAndroidといったスマートフォン向けアプリもあれば、Webブラウザ上で動作するWebアプリもあります。

Pythonではどのようなアプリが開発できるのか、それぞれのアプリの種類に応じて詳しく解説しましょう。

Webアプリ

Pythonで開発された代表的なWebアプリの事例としては、「YouTube」や「Instagram」、「Dropbox」などがあります。

Webアプリの大きなメリットは、OSやブラウザが異なっていても幅広く動作できる点。PCはもちろんですが、スマートフォンやタブレット端末などでも動作でき、汎用的なアプリを作成したい場合にはWebアプリが最適といえるでしょう。

スマホ向けアプリ

iOSやAndroidなどのスマートフォン向けアプリの場合、Webアプリに比べてPythonのライブラリは多くないため、ほかの言語や開発環境が用いられることがあります。

しかし、Pythonだからといってスマホ向けアプリの開発が不可能ということは決してなく、用途に応じて使い分けられています。

たとえば、配車アプリの「Uber」、およびフードデリバリーの「Uber Eeats」では、ユーザーからのオーダー状況を見極めて配車指示を出すために高度なデータ分析が用いられていますが、その際にPythonのプログラムは欠かせません。

また、「Facebook」や「Amazon」などにユーザーの好みに応じた広告や商品をレコンメンド（提案）する際に、Pythonで開発されたプログラムが活用されています。

なお、当然のことながらPythonではスマホ向けアプリに限らず、Windows向けのデスクトップアプリケーションも開発可能です。

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Python（パイソン）でアプリを開発する際に必要な環境・知識

実際にPythonでアプリ開発に挑戦する場合に、何を揃えておけば良いのでしょうか。

準備しておくべき環境や、身につけるべき知識を解説します。

開発環境の準備

1.Pythonのインストール

Pythonの公式Webサイトから、最新バージョンのPythonインストーラをダウンロードし、PCにインストールします。

Windows、Macのほか、Linuxにも対応しています。Macの場合はあらかじめPythonがプリインストールされていますが、バージョンが古いケースが多いことから、最新バージョンを下記のURLからダウンロードすることをおすすめします。

https://www.python.jp/install/install.html

なお、PCに開発環境をインストールしなくても、まずはPythonのプログラミングを体験しスキルを身につけたいという場合には、「Google Colab」を活用すればブラウザから手軽に学習できるためおすすめです。

https://colab.research.google.com/

2.IDEのインストール

IDEとは総合開発環境ともよばれ、プログラミングを効率化する開発用のソフトウェアです。PythonのIDEは20種類以上が公開されていますが、アプリ開発の用途であれば「Visual Studio」や「PyCharm」などがおすすめです。いずれもWindows、Mac、Linuxで動作可能です。

必要な知識

Pythonでのアプリ開発を行う場合には、どのようなアプリを開発するのかによっても必要な知識は変わってきます。

特にPythonが多く用いられるWebアプリ開発では、Pythonのプログラミング知識はもちろんのこと、HTMLやCSS、JavaScript、SQLなどの知識もあわせて習得しなければなりません。

また、Pythonのフレームワークに関する知識も不可欠です。フレームワークとは、アプリ開発に必要ないくつかの機能が集約されたソフトウェアのこと。Pythonでのアプリ開発を円滑化するためにも、フレームワークの知識と応用スキルは欠かせません。

初心者でもPython（パイソン）で開発しやすいアプリ

Pythonではスマホ向けアプリからPCのデスクトップアプリ、Webアプリケーションまで多様な開発ができることを紹介しましたが、初心者の方がゼロから取り組むのであればWebアプリケーションがおすすめです。

HTMLやCSSなどの知識が要求されますが、Webアプリケーション開発に対応したフレームワークが充実しており、これを活用することで最小限のコードで目的のアプリケーションを開発できます。

また、それぞれのフレームワークごとに開発のノウハウがGithubに集約されており、分からないことがあっても参考にできる情報が豊富である点も大きなメリットです。

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Python（パイソン）でアプリを開発するときの実際の手順

最後に、Pythonを使って実際にアプリを開発するときの大まかな手順を紹介しましょう。

アプリケーションの開発目的を明確にする

まずはどのようなアプリケーションを開発したいのか、目的を明確にします。開発したいアプリが明確に定まっていれば、それを実現するために実践を通しながら知識やスキルを身につけられるため、開発目的の明確化は極めて重要です。

フレームワークの選定

Webアプリケーションを開発する場合、フレームワークを選定します。フレームワークには「Django」や「Flask」、「Bottle」などいくつかの種類がありますが、なかでも「Django」は多くのエンジニアが利用しており、ノウハウも共有されているため開発がしやすいフレームワークのひとつです。

Webサーバーの準備

Webアプリケーションを実行させるためには、Webサーバーを準備しておかなければなりません。動的コンテンツなど比較的重い処理をする場合は「Apache」が、レスポンスの速度を重視する場合には「Nginx」がおすすめです。

フレームワークでの開発

フレームワークを活用しながらWebアプリケーションを開発します。フレームワークにはユーザー認証などの機能に応じたコードが集約されているため、開発したいアプリケーションの仕様や機能に合わせてコードを選定しましょう。

◆【初心者向け】Python(パイソン)で出来るデータ分析・統計解析とは？手順も紹介

J Career Schoolならイチからでもわかりやすい

Pythonは人気のプログラミング言語であるだけに、さまざまなスクールがカリキュラムを提供しています。そのため、「どのスクールを選べば良いのか分からない」と感じる方も多いでしょう。

プログラミングの初心者が一からPythonを学ぶのであれば、オンライン完結型のスクール「J Career School」がおすすめです。

初心者からでもわかりやすい体系的な内容

J Career Schoolとは、Web系やクリエイト系、プログラミングといったさまざまな専門スキルを身につけられるオンライン特化型のスクールです。Pythonの基礎から応用までを体系的に学べるほか、Pythonとの関連が深いAI全般の知識も身につけられます。

業務効率化や資格対策の講座も

J Career Schoolが提供するPython関連のカリキュラムには、

• 「Python3エンジニア認定基礎試験」に対応した「イチから学べるPython基礎講座」、

• 「Python3エンジニア認定データ分析試験」に対応した「イチから学べるPythonデータ分析資格講座」、

• Excelなどの自動化に特化した「イチから学べる Python自動化講座」があります。

単にPythonのスキルが身につけられるだけでなく、短期間での資格取得も可能です。

個別サポートの徹底

J Career Schoolのカリキュラムはサブスクリプション型のオンデマンド配信のため、いつでも何度でも視聴できます。また、専門の講師に対して分からない部分を繰り返し質問できるため、身近にPythonエンジニアがいない場合でも徹底した個別サポートが受けられます。

無料で受けられる体験講座なども

プログラミング初心者のなかには、いきなり高額な費用を支払って受講するには抵抗がある、という方もいるかもしれません。そこで、J Career Schoolでは入門編として「Python体験講座」を提供しております。また無料でPythonの入門セミナーも随時実施しています。

実際にPCを動かしてプログラミングを試してみることができるため、「これなら自分にも理解できそう」、「もっと詳しい内容を知りたい」と感じられたら、基礎講座の受講を検討してみるのがおすすめです。

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まとめ

AIシステムの構築やデータ分析などに多く用いられるPythonですが、さまざまなアプリ開発にも適したプログラミング言語でもあります。

なかでもWebアプリケーションの開発に多く採用されていることもあり、フレームワークに応じてさまざまなノウハウが共有されていることから、初心者でもプログラミングの楽しさを感じることができるでしょう。

まずは自分自身がどのようなアプリを開発したいのか、目的を明確化したうえで必要な知識やスキルを身につけることから始めてみましょう。

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